38号 2019年3月発行
【特集:絵本は戦争と暴力をいかに伝えるか?】
北原 恵
2018年度「方法論の会」の開催にあたって
クォン・ユンドク
絵本の創作における実証と芸術的再現について
申 明浩
韓国の絵本が歩んだ道
渡辺 美奈
日本軍「慰安婦」を描いた絵本『花ばぁば』出版をめぐって ―生き抜いた女性たちの存在を伝えたい―
【研究ノート】
亀山 光明
持戒僧の近代 ―釈雲照のメタヒストリーをめぐって―
【報告「学部学生による自主研究奨励事業」】
西村 まりな、松永 健聖、前川 拓人
アメリカ兵がいた時代1945-1958 ―大阪国際空港周辺地域を中心に―
【対話と方法】
小林ハッサル柔子
21世紀の人文科学系分野がパブリック・ヒストリーから得る示唆
【卒業論文】
坂口 恵利佳
化粧行為からみるコミュニティ参与 ―対話的手法を用いて―
坂本 夏海
日本人女性がイスラーム教徒として生きるということ ―ムスリマのヒジャーブをめぐって―
【書評】
陳 偉智
脱植民の民族誌の可能性 中村平『植民暴力の記憶と日本人 台湾高地先住民と脱植民の運動』
鹿野 由行
茶園敏美『もうひとつの占領 セックスというコンタクト・ゾーンから』
猪岡 叶英
越智郁乃『動く墓 沖縄の都市移住者と祖先祭祀』