24号 2005年3月発行
<特集> 近代家族再考
荻野 美穂
特集にあたって
落合 恵美子
現代アジアにおける主婦の誕生―グローバル化と近代家族―
三成 美保
「公私二元的=市民社会型」ジェンダー秩序と「近代家族」
荻野 美穂
近代家族と生殖技術
伊賀 みどり
家族研究の展望―「近代家族論再考」より
【論説】
楫野 政子
二人の「情熱歌人」和泉式部と与謝野晶子―近代における「古典」受容の一場面―
日高 由貴
「キリシタン」をめぐる記述―新村出と名づけえぬもの―
崔 博憲
自分に新しい名前をつけるために―李良枝、姜信子、そして民族―
金城 正樹
成熟の夢―清田政信の叙述より共同性を再考する―
【研究ノート】
石川 浩士
「アイヌ語復興運動」を考える -『チサンケ ソンコ』の復刊によせて
【対話と方法】
伊賀 みどり
開業助産婦のライフヒストリー作成の実践 -<いま―ここ>の語りをどのように構成するか
【書評】
古久保 さくら
川村 邦光『オトメの行方』
丸川 哲史
松田京子『帝国の視線―博覧会と異文化表象―』
伊地知 紀子
「帰化」から見えてくるもの―浅川晃広『在日外国人と帰化制度』の書評として―
【卒論論文】
塗木 学
可能性としてのロック・フェスティバル―生成する祝祭空間とその行方―