35号 2016年3月発行
【特集】弔いと想起・語り
川村邦光
丸山泰明
村山絵美
戦争の記憶と語りの共同性 「経験した主体」と「想起する主体」
兵頭晶子
〈孤人〉社会を開く 弔いを問う前に、「無縁社会」や「自殺社会」を超えて
川村邦光 、永岡崇、北村毅、ガラシーノ・ファクンド
【論説】
宇都宮めぐみ
ガラシーノ・ファクンド
ラテンアメリカから帝国を宣伝する ひとりのアルゼンチン日本移民が語る西洋・オリエント・新世界
【研究ノート】
楫野政子
明治期地方婦人会機関誌にみる社会活動 浪華婦人会編『婦人世界』 (1901~1907) をめぐって
弓谷葵
和辻哲郎の文化史研究における〈他者〉の現れについての考察 〈異なるもの〉をめぐって
猪岡叶英
儀礼的空間における沖縄アイデンティティ継承のこころみ : 大正沖縄県人会の「敬老会」を事例に
稲田光太郎
帝国日本の従軍僧研究に向けて 日露戦争第9師団従軍布教使佐藤巌英の生涯と著作
仲村紗希
「笑い」と反骨 『大阪球陽新報』にみる石川正通の「沖縄コンプレックス」
【卒業論文】
池田太陽
“本場”と“地元”の狭間で 2000年以降の日本におけるジャマイカ音楽文化
木谷恵里加
母子生活支援施設の歴史と現状 住居対策から緊急保護・自立支援へ
【書評】
日高由貴
名ざしと名づけのあわいで あらたな関係性を紡ぐ場所としての言葉(茶園敏美『パンパンとは誰なのか―キャッチという占領期の性暴力とGIとの親密性』)
森田良治
五十嵐恵那
【対話と方法】
鹿野由行 、中山良子