26号 2007年3月発行
<特集> 近代日本における死の諸相
川村 邦光
子供の死をめぐる語りと遺影ー近代日本における死の諸相から
丸山 泰明
兵士の死をめぐる展示ー遊就館における死者の展示の誕生と展開
兵頭 晶子
監禁施設の中の死ー日本近代における精神病者の処遇をめぐって
畑中 小百合
演じられた<死>の近代ー明治期の歌舞伎と新派劇をめぐって
永岡 崇
教祖の<死>の近代ー中山みきの表象=祭祀をめぐって
石附 馨
沖縄戦“未亡人”をめぐっる死の現在ー位牌・墓問題を中心
【論説】
上地 美和
「クブングァー」闘争と沖縄出身者「社会」
魏 仙芳
戦後日本の日常生活における茶とジェンダーー『サザエさん』を手かがりに
土井 智義
ある蜂起をめぐる考察ー東京タワージャックについて
柿田 肇
ある戦時体験ー西東三鬼『神戸』を読む
【研究ノート】
石川 浩士
日本「内地」における麻薬中毒者問題と、対ハンセン病政策とのかかわり
【対話と方法】
中本 剛二
外国人医療サポートボランティアの位相と困難、可能性ー「みのお外国人医療サポートネット」への参加から考える
沈 恬恬
逆行の可能性ーベンヤミン『一九〇〇年頃のベルリンの幼年時代』を巡って
【書評】
富山 一郎
誰がゲームを終わらせるのかー平井玄『ミッキーマウスのプロレタリア宣言』への書き込み
井藤 美由紀
ヨルン・ボクホベン『葬儀と仏壇ー先祖祭祀の民俗学的研究』
姜 信子
『ナミイ!ー八重山のおばあの歌物語』
【卒論論文】
上村 真也
ハーフタイムの時代ー在日朝鮮蹴球団の軌跡とFCコリアの挑戦を中心に
奥川 結香
タカラヅカファンの実態ー華麗な舞台の知られざる裏側